2009年10月27日火曜日

体脂肪を減らしたい人へ

確かに体脂肪は増えすぎると悪い影響をもたらしますが、減らすだけ減らしていっても良いのでしょうか。 体脂肪の必要性について考えてみたいのですが、まず体脂肪は、人間にとって必要なエネルギー源です。人間の身体が完全な飢餓状態にされたとしたら、その身体は生存していくために栄養分をためていこうとするのです。口から食べ物として摂取される栄養分は、じきにエネルギーとして消費されるもので、長い間とどまることはできません。しかし体脂肪は効率よく身体にとどまることができ、たとえしばらくの間栄養が入ってこなくても、しばらくは生存できるようになっているのです。次に体脂肪は、体温の維持の役割があって、暑さ、または寒さからも守る働きをしています。体脂肪には、身体の臓器を守るために、その温度を一定に保つ役目を持っているということです。脂肪が少な過ぎると、温度変化に対応出来ず、体温が低下し、病気をしたり、時には人間の命を危機にさらしたりします。さらには体脂肪は、ホルモン分泌を促すという役目もあり、食欲などの調節といった働きもしてくれるのです。このことは体脂肪が、単なるエネルギー源として蓄えられるだけでなく、生きていくために大切な働きをしているのだということを意味します。ダイエットが必要な場合でも、正しい知識を得ずにただやせようとすることは、時には危険を伴います。体脂肪は健康的な身体を維持していくためにも、全くないほうがいいわけではなく、自分の理想の体脂肪率を知った上で、常にチェックしていきましょう。

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