2009年7月22日水曜日

脂肪腫という脂肪の塊

脂肪の塊の一種に脂肪腫というものがあります。すなわち脂肪腫とは、皮下脂肪や筋肉の間にある脂肪組織が固まって変化したもので、脂肪の塊のできものです。それほど珍しい病気でもない脂肪腫という病気ですが、この脂肪の塊顔にできるときは、おでこにできることがよくあります。ほかの部分では、腕や肩、背中などにもできることがあるようです。この脂肪腫は比較的大きくなってから気がつくことが多いようで、細菌感染の心配などはほとんどなく、普通は痛みなどもありません。この脂肪腫は、ほとんどの場合が良性の脂肪の塊ですが、ごくまれに悪性の脂肪肉腫を生じる場合があります。そのため必ず病理検査を必要とします。検査はしてもほとんどが良性ですので、経過観察だけで手術しなくていい場合が多いようです。ただそのままにしておくと、少しずつ大きくなることも、ままあるようです。もし脂肪の塊が目立つようになって気になるような場合は、やはり手術をした方がいいでしょう。最近は内視鏡下で小さな切開から脂肪腫をとるとも試みられています。やはり体の中になにかしら脂肪の塊があると感じられるようであれば、一応調べてみるようにするべきでしょう。

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