2009年7月25日土曜日

お腹の脂肪の正体

お腹のまわりの脂肪が気になり始めると、薄着になる季節にはますます気になるものですね。特に女性はお腹に脂肪がつきやすいので、プヨプヨしたお腹やぽっこりと出た下腹を気にする女性は多いようです。それではこのお腹の脂肪は、どうしてこのように女性につきやすいものなのでしょうか。人はもともと命に関わる大事な部分を脂肪で守るようにできていて、女性はお腹の部分にちょうど子宮があり、この大切なところを守るためにお腹のところに脂肪がついてしまうのです。そして女性ホルモンの働きが、この脂肪に深く関係しているのです。逆に男性ホルモンの場合は、皮下脂肪の代わりに内臓脂肪をためこもうとするのです。当然皮下脂肪がつく量は男性に比べて女性のほうが多くなり、それは1.5倍ほどだということです。そして閉経後の女性は女性ホルモンの減少に伴い男性と同じように内臓脂肪がつきやすくなりますので、食生活などに注意が必要です。また男女共通していえることですが、肋骨から下のお腹の部分には骨組みがありません。そのため内臓を守ったり空洞のお腹を保護するためにも筋肉や脂肪がつきやすくなっています。このようにお腹につく脂肪は人間が元々もっている体を守る機能によるものです。でもそれが悪条件のもと、たとえば新陳代謝が鈍くなったり、食べ過ぎたりした場合は、必要以上に脂肪がついて、ブヨブヨしたお腹になってしまうのでしょう。

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