2009年11月8日日曜日

子供のメタボリック症候群

今やメタボリック症候群は、子どもの間にも広がっているのです。どんどん増えている子どもの肥満は、30年前と比較してみると2倍にもなり、それだと1割が肥満ということになるのです。子どもがメタボリック症候群に陥る原因は、運動不足や不規則な生活、脂肪過多の食事、そして1日中いつでも買い物ができる環境になったことなどがあります。子どもの肥満やメタボリック症候群は、その約7割がそのまま大人の症状へと移行する確立が高いようです。小児期でもひどい肥満症であれば、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす危険性をはらんでいます。子供が肥満気味だと感じる人は早めに検査等を受けてメタボリック症候群の予防をすることが大切です。厚生労働省からも、6歳から15歳のメタボリック症候群診断基準が出されているのです。子どものメタボリック症候群がそれくらい多く、予防と対策が必要とされていることを証明していることになります。けれどもメタボリック症候群の予防のためだからと、子どもに無理なダイエットをさせようとすることは賢明ではありません。子どもにメタボリック症候群の予防をさせるには、食生活の改善から始めることです。ダイエットというよりも、育ち盛りの子どもたちのためにはバランスの取れた食事をさせることや、スナック菓子やジャンクフードのおやつをやめることの方が大切です。外でしっかり体を動かして遊ぶようにし、家の中でのゲーム遊びなどを減らし、生活自体も規則正しくすれば、肥満はきっと少しずつでも改善されていくでしょう。

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